kindleで出版したいあなたへ --- kindleを理解するための最上の書籍の紹介
一度は自分の本を出したい、多くの人の願いではないでしょうか。ところが実際はそんなこと無理とあきらめている人が大半でしょう。理由は大きく二つあると思います。一つは書くべき内容に関すること、何を書けばいいのか、書きたいことがあってもどう書けばいいのか、いわゆるコンテンツの問題です。もう一つは、本を出版する機会が与えられない、出版するまでにどういう経路を踏めばいいか分からない、といったプロセスの問題です。
このコンテンツの問題のハードル下げ、プロセスの問題をほぼ無くしてくれるサービスが電子出版であり、その代表といえるのがkindleです。
kindleの良いところ
kindleは良く知られているように電子出版サービスです。もしあなたが従来の紙媒体としての書籍にこだわらないならば、本を出版したい要求に応えてくれる最強のサービスと言えるでしょう。
kindleの良いところは出版に至るまでの様々なプロセスを個人の管理のもとに進行できるというところに尽きるでしょう。自分の意思で出版作業を開始でき、煩わしい出版社との内容や金銭、契約交渉などを無くし、表紙のデザインや出版のタイミング等、ほぼ全てのプロセスを自分でコントロールできます。あなたはこれまでの書籍の出版と異なり、自分の意思で自分のプランで「自分の書籍を出したい」という夢をかなえることができるのです。
kindleの詳細を知るには
kindleの良さは分かった、でも実際にどういう手続きが必要なのか、とあなたは考えるでしょう。その要望に応える最適の解説書として次の2冊をご紹介します。
著者の中野有紀子さんは紹介した2冊を含め、これまでにkindleで7冊の本を出版しており、またkindleでの出版に関するイベントを開催するなどkindleの出版に関してはベテランと言えます。
この2冊の良いところはとにかく分かりやすいということでしょう。実際に出版に至るまでの過程について必要なことを簡潔に書かれており、誰もが今すぐにでも出版したいという衝動にかられます。またkindle unlimitedで無料で読めるところもうれしいところです。
「Kindle本を出すにあたり大事なこと50」について
では具体的に「Kindle本を出すにあたり大事なこと50」について紹介してみよう。この本は次の7章から構成されている。
I. 何を書くか
II. システム的な話
III. どうやってワードで書くか、という話
IV. 書き進めるコツ
V. 見直し、仕上げ
VI. さあ出版してみよう
VII. いざ出版されたら
これらの章は「何を書くか」というコンテンツの最初の課題から「出版」の過程、仕上げから価格設定、そして「出版後に留意すべき点」まで、本の出版に関する全ての流れについて網羅されています。特筆すべきは著者の経験に基づき、初心者の視点で書かれていることでしょう。初心者が不安に感じる点やぶつかるであろう問題について丁寧に分かりやすく書いてあるため、すぐにでも本の出版に取り掛かれる、そんな気持ちを持つことができます。
これまで他の本や解説サイトで「ちょっとこれは難しそうだな」と感じた経験のある方には是非お勧めの本です。
初心者の視点ということでいえば、IV.書き進めるコツ も大変参考になります。初心者が本を書き進める上での不安の一つが途中で書く意欲がなくなる、あるいは書くことが続けられる無くなる、というものでしょう。これらの問題を未然に回避し最後まで書き終えるためのコツがこの章では明らかにされています。まさに初心者に役に立つ「本を書き終える」ための秘訣がこの章には満載なのです。
「Kindle本を出すにあたり大事なことplus20」について
「Kindle本を出すにあたり大事なこと50」の続編ともいえるこの著作では、より多くの読者を得るため、さらに読みやすい文章にするための様々なテクニックが紹介されています。初出版から良い内容の文章を提供したい人ならば是非「Kindle本を出すにあたり大事なこと50」とともに読むことをお勧めします。この本では
I. 企画・校正の話
II. いざ出版
III. 販売してから
の3章からなっています。
I章の企画・校正の中では出版未経験な我々にとってなかなか怠りがちな校正についての注意点や効果的な方法が簡潔に書かれています。まずはこの章にかかれていることを実践すれば、胸を張れる文章を書けることでしょう。また表紙の見直しについての実践例や価格の改定など、出版前には注意が行き届かない点についても実践例をもとに詳細に紹介されています。出版されて終わりではなく、いかにその後多くの人に読まれるための工夫が必要か、よく感じることができる大変役にたつ内容と自信をもって推薦できます。
さあ早速出版に向けて書いてみよう
紹介した2冊読めば、あなたはkindleで本が出版したくウズウズすることでしょう。これまで、面倒かな、大変かな、と思っていた懸念は払しょくされました。後は自分が日ごろ人に読んでほしい、役に立ちたい、感動させたい、そういう内容を書くだけです。